2020.8.8の「王様のブランチ」Book Rankingのコーナーで紹介されていた、SNSから火がつき書籍化となった話題の本3冊についてまとめました。
「#赤ちゃん相談室」
「明け方の若者たち」
「きみの中のぼく」
どれも読んでみたくなる本ばかり。
夏の暑いお休みの日、外出が難しい今、冷房がきいたおうちで読書はいかがですか?
『#赤ちゃん相談室』森戸やすみ(監修)・大野太郎(イラスト)・もーちゃん/宝島社
これ、タイトル読んだだけだと、よくある、ママの赤ちゃんに対する悩みを専門家に相談する内容の本だと思ったんです。
そんなのたくさんあるのに、なぜこれがバズってるの?と思ったのですが、ママのお悩み相談室じゃない!
悩んでいるのは「赤ちゃん」なんです。もし赤ちゃんが話せたら、こんな風に考えているかも、という目線で赤ちゃんの「悩み」や「クレーム」を赤ちゃん自身が相談室(=親)に電話で相談。
そして、それに相談員はどう答えるだろうか?という発想で書かれています。
赤ちゃんならではの独自目線のクレームが可愛すぎるし、カスタマーサービス風に冷静に答える親の回答も秀逸!
私にも1歳半の姪っ子がいて、しょっちゅう一緒に遊んでいるので、共感出来ちゃうことがいっぱいです。
相談と回答の一例です(^^)
【赤ちゃん】
Q: 最近ごはんがまずくなりました。手抜きではないですか?(7ヶ月女性)
【相談室】
A: お客様、それはティッシュです。(20代女性)
【赤ちゃん】
Q:自分で手足を自由に動かせるようになりとても嬉しいので喜びの舞をしていますがネンネしようねと言われ不快です。(4か月 男性)
【相談室】
A:夜中の3時です。(34歳 女性)
『明け方の若者たち」カツセマサヒコ/幻冬舎
Twitterフォロワー14万人!ウェブライター、カツセマサヒコ氏のデビュー小説。
累計68,000部突破!近くて遠い2010年代を青々しく描いた、人気ウェブライターのデビュー小説です。
あらすじ:
明大前で開かれた退屈な飲み会。
そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。
フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。
夢見た未来とは異なる現在。高円寺の深夜の公園と親友だけが、救いだったあの頃。それでも、振り返れば全てが美しい。
人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
『きみの中のぼく』おおのたろう/大和書房
イラストレーターのおおのたろうさんが、4/11にTwitterに投稿したことから始まりました。
「1いいねにつき1日成長する赤ちゃん」、365いいねごとに誕生日が来る、という設定です。
すると、なんと初日で10万を超える「いいね」がつき、ほぼ毎日1年分を一話として投稿。
その内容に感動したフォロワーからは、
「号泣。親目線、子供目線で感情移入してしまう」
「大切な人に会いたくなりました」
と共感の声が続々と寄せられ、大反響を受けてとうとう待望の書籍化!
赤ちゃんの歩んだエピソードに、涙する人続出中。「真の完結編」「愛犬テンとの思い出」など、最終的に29万いいね=794歳分のいいねを獲得したこのストーリー、なんと794歳の物語までがきちんと描かれているのだそうですよ。
まとめ
2020.8.8の「王様のブランチ」Book Rankingのコーナーで紹介されていた、SNSから火がつき、書籍化となった話題の本3冊についてまとめました。
SNSでバズって書籍化、最近は多いですね。
日常生活のちょっとした出来事を、自分目線で深く観察すれば、きっとつまらないと思っていることも、楽しく新しい発見があるのでしょう。
日常生活の何気ない一コマにも、書籍化出来ちゃうようなドラマがある、そう考えると毎日楽しいかもしれませんね。