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お金

セミリタイアカップル退職後のあるある。超!高額な健康保険について考える

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会社を退職したことがある方は、その後の健康保険をどうしていますか?

通常は、次の会社が決まるまでは国民健康保険に加入すると思います。我が家の場合、前の職場で加入していた協会けんぽの任意継続をしているのですが、その保険料が高く、日に日にその負担が苦しくなる一方でした。

それでも国保より安くて入っていたのですが、前職でのお給料がそこそこあった場合、退職した後の税金や保険料の高さに泣かされますよね。

我が家のケースをまとめました。

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セミリタイア生活 退職後に辛いのは健康保険・国民年金納付

私は2019年の6月、夫は8月にそれぞれ正社員だった会社を退職してからは、一応、仕事は探してはいましたが、なかなか条件に合いそうなところがなく、生活に困ってきたらとりあえず何でもいいから働こうか・・・と言う状態です。

が、そんな時にきついのが、健康保険の納付です。仕事はセミリタイアして収入がないのに、国民年金や健康保険料はきっちりがっちり取られます。

これが、本当に厳しいんです!毎月毎月、収入がないから食費とか光熱費とかを少しでも節約しようとしているのに、保険は節約できません。保険料を支払うために食費を削るか?という切ないレベルの話です。

サラリーマン時代は、自分が稼いだお金から一定の金額が差し引かれて口座に入金されましたよね。なのである意味「差し引かれた後の手取り金額が自分が稼いだお金」と無理やり自分に納得させることができました。だから、お金を取られている、という感覚を隠すことができたのですが・・・今はもう、「なけなしの貯金から毎月国にお金を巻き上げられている」と言う感覚しかありません(泣)

毎月、たくさんのお札が燃えていきます。。。

セミリタイアして自由な時間が増え、通勤や仕事のストレスから解放されたのんびりした日々を過ごせるけれど、この国保、国民年金、もっと言えば住民税の支払いなどに関してはかなり負担が重く、「サラリーマン時代は気楽だったなぁ。」とさえ思ってしまいます。

退職後に支払う国民年金・健康保険の保険料はいくら?

国民健康保険の保険料は毎年4月から翌年3月分までが1年分として計算され、支払うことになります。

我が家が、2019年のセミリタイア後に払っていた保険料を計算してみました。

 

まずは、前職の協会けんぽの任意継続の保険料です。

 

34,710円
34,710円
夫婦合計(月)69,420円
夫婦合計年間保険料833,040円

ちなみに、なぜ退職した時に国民健康保険にせず、協会けんぽの任意継続を選択したかというと、市HPから国保の保険料試算のエクセルで計算した結果、国保の保険料の方が高かったのです。

(あくまでも自分で試算した結果なので、きちんと市役所で計算してもらったら違う結果になっていたかもしれませんが。)

その時の試算結果です。(2019年6月に計算)。その前年度の年収がフルであったため、その時点で国保を選択していた場合は、2人で以下の保険料を納めなければならないという結果が出てきました。

 

合計年税額(4月~3月)
(医療分+後期分+介護分)
910,300  円
1か月平均75,858  円

 

つまり、比較すると下記の通り、国保を選択していたら月額にして6400円ほど高くなっていたのです。任意継続の場合はこの金額がマックス上限でこれ以上負担額が増えることもないのも安心でした。

国保の場合は、万が一何らかの収入があった場合は、翌年の保険料が更に増える可能性もあったため、その時点では任意継続を選択したのでした。

任意継続の保険料(夫婦2人月額)69,420円
国保にしていた場合の保険料(夫婦2人月額)75,858円

国民健康保険への切り替え時を考える

ということで、当初払っていた協会けんぽの任意継続の保険料が夫婦2人で年間833,040円ですが、年度が切り替わり、前年度の年収が減った段階で国民健康保険に切り替えるとしたらどうなるのでしょうか?

退職時は、市のHPから試算表をダウンロードし、自分達の前年度の年収(源泉徴収票の数字通り)とその年に払った固定資産税の数字を入力するだけで保険料が出てきたので簡単でした。

ですが、私たちの状況として、前年度の収入が不動産の売買や株式投資に関わるもの(損失ですが^^;)があったりして、どの数字までを当てはめれば良いのかさっぱりわかりません。

適当に計算して間違った数字を出してしまい、それを信じて任意継続をやめて国保にしてから「やっぱり国保の方が高かった・・・」なんてことになっても後の祭り。

なので、念には念を入れて、市役所の国民健康保険課へ相談に行きました。ちょっと面白いことがあったので、そのやり取りは吹き出しで書きます。

去年退職して協会けんぽの任意継続中なのですが、今のタイミングで国保に切り替える場合、保険料はどのくらいになりますか?

今の保険証を見せて頂けますか?前年度の収入などで違ってきますので、納税課で確認してきます。

よろしくお願いします。

納税課の方で試算しますので、席のご移動をお願いします。

ここで納税課の方へ移動。かなり若手のなぜか威圧的な態度の職員登場。手には私が1月に税務署に提出した確定申告所のコピーが。「私あなたに何かしました?」って言いたくなるくらい、最初から威圧的な態度の彼。

 

前年度の収入から保険料を試算しますが、ご本人のみですか?

あ、今は各自で協会けんぽの任意継続なんですが、国保に切り替えるなら2人一緒に切り替えたいです。

(チッ、それ早く言えよ、めんどくせーな、って言いたいのが露わな顔で、無言でPCを叩き、夫の確定申告のコピーを印刷する職員)

 

とりあえず収入だけで計算すると、2人で年間52万円と出てきますね。固定資産があればその分加算されますが。

家を持ってるかどうかということですか?

固定資産税が発生するかどうかです。

ん?ちょっとわからないんですが、自宅を保有してるかどうかってことですか?なら持ってますが。

今年1月時点でこの市内に持ってれば発生するってことです。

(というか、どこまでこの人、高圧的なの?)

ああ、じゃあやっぱり発生しますね。

でしたら、その固定資産税額の50%が加算されます。

では、固定資産税が仮に10万円なら、先ほどの試算結果の52万円/年に5万円プラスで57万円ってことですね?

ですね。

わかりました。ありがとうございました。

・・・

(最後こちらがお礼を言ってるのに何も言わず終始無表情のままでした。。。)

 

今時、公務員も市民を「お客様」と呼んでサービス業っていう心持ちでやってる人が多いと思うのですが、なんなの〜〜?しかも、どう見ても私よりかなりの若造です。めっちゃエリート意識丸出しで、こちらを見下した態度だったのです。

ここの市役所、引越しの時から何度か手続きごとで来ているけれど、カウンター前に近づくとすぐに「お待たせしました」って職員が寄ってきて要件を聞いてくれたりと全体的に親切なのです。なのにこういう1人の職員のせいでそのみんなの努力が水の泡になるから気の毒ですね。もし私じゃなくて気難しいおじさんが今日の相手だったら、「君、なんだね?その態度?」って怒られてますよ、きっと。(←でもきっとこういう人は、相手を選んで態度変えてそうです。アホそうなおばさん(私)が来たから適当にあしらったけど、気難しそうなおじさんが来たら笑顔で応対してそう!)

と、面白い出来事があり話が逸れました。結局試算結果としては今年度で国民年金に切り替えれば、支払う保険料は52万円+固定資産税の50%ということになりそうとの結果が出ました。

固定資産税は、横浜のマンション時代が25万円くらいでしたので、田舎の今の住宅ならその半分もいかないはず、と見積もりました。

行っても10万円と仮定しておくと、やはり保険料は57万円くらいと見ておけば大丈夫かな?とは思うものの、念のため固定資産税の納税通知が届いて金額を確認してからの方が安心だと思い、実際に国保へ切り替えは、固定資産税の数字が固まってからにしました。

まとめ・・・セミリタイア時は最低税金・保険を支払える貯金は準備しておこう!

ということで、セミリタイア後のあるあるですが、退職してからやってくるいろんな支払いの通知書が本当に恐怖で仕方ありません。

ちなみに、退職時に最後の給与から住民税の残りを天引きしなかった場合は、住民税の納付書も退職後に届きます。

もちろん、次の仕事が決まっている方は、そこからのお給料でそれらを支払うことになるので問題ないですが、とりあえず次の仕事が決まっていないセミリタイアカップルの場合は、せめて保険料や税金を支払うだけの蓄えがないとどん底に突き落とされた気持ちになりますよね。

 

我が家は、退職した直後に払っていた健康保険の金額は上述した通り83万円/年。加えて国民年金が1人16,410円/月。

退職後に3月分までの分を前払いしたので約15万円x2人で30万円が別途必要でした。年間で言うと、年金だけで2人で約40万円。健康保険と合わせると2人で122万円も必要です。

セミリタイアして収入がないカップルから、健康保険と年金の支払いだけで年間122万円。これは死活問題ですよね。翌年は、このまま無職状態が続き、収入がこのままなければ、国保の保険料がグーンと下がるはずですのでそれを期待したいですが、2020年度はまだ57万円+40万円=97万円も国保と年金で持って行かれる計算です。

そろそろ本気で仕事をしないと、貯金が目減りする毎日が恐怖です。ですが、仕事を始めると今度はコロナウィルス感染の恐怖が。八方塞がりでストレスが溜まります(涙)

この記事が、これからセミリタイアを目指すみなさんのご参考になれば幸いです。